切り花を長持ちさせるには?お花のサブスクをめいっぱい楽しむ

お花が長く楽しめる、正しいお手入れの仕方を紹介します。

どれも基本的な方法です。

目次

切り花を長持ちさせるために、まずは水切りを

切り花には根がないため、植物本来の水を吸い上げる力が弱くなってしまっています。

お花を手に入れたら、まずは「水切り」を行って、水を吸い上げやすくしてあげましょう。

バケツなどにたっぷりの水を用意し、そこにお花を入れます。

切り口の先端から3~4cm辺りの茎を、水中で斜めにカットします。このとき、切れ味の良いハサミで一気に切るようにしてください。

この水切りを行うと、水圧によってお花が水を効果的に吸い上げてくれます。

そのまま1時間程度入れたままにしておくとさらに良いでしょう。

斜めにカットする理由は、切り口の表面積を広くすることで吸水量を多くするためです。

水切りは、可能なら毎日花瓶の水を換えるときに行うと良いですが、毎日となると大変な作業になりますので購入をしたときだけでも行うようにしてください。

花瓶の水の取り換え。適切な水の量は?

切り花を長持ちさせるために、花瓶の水は毎日取り換えるのが理想です。

茎の切り口から分泌される有機物質が水に溶けるとバクテリアが発生し、水が腐る原因になってしまいます。

茎や花瓶にぬめりがついているような場合は、しっかりと洗って取り除き、清潔を保っておきましょう。

花の延命剤を使用した場合、数日は水替えをしなくても良いですが、使用をしない場合には毎日水を交換しましょう。

お花のサブスクには延命剤がついてくるので、水替えの手間が少なくなります

花瓶の水の量は、なみなみと注ぐ必要はありません。

水に触れた状態の茎や葉は腐敗の原因になってしまうため、切り口の部分さえ水に浸かっていればOKです。

吸い上げる分を考慮して、標準的には3~5cmくらいの水の深さで充分です。

置き場所も重要。直射日光・エアコンの風はNG

(このブーケはお花の定期便【HanaPrime】から届きました。)

日当たりの良い場所を好む印象がある植物ですが、切り花に限っては日光に当てる必要はありません。むしろ直射日光のあたる場所は厳禁です。

強い日差しは切り花の水分を奪い、花や葉を痛めてしまう危険性があります。

それだけではなく、花瓶の水の温度が高くなることで細菌の繁殖にも繋がり、お花の寿命を縮める原因に。日陰の涼しいところに飾るのがベストです。

特に気温の高い夏は水や花が傷みやすいので、花瓶の水に氷を入れておくというワザも。

特別冷やす必要はないので、就寝中などエアコンを入れない時間だけでも試してみると効果的ですよ。

また、乾燥もお花には大敵です。エアコンの風が直接当たる場所に飾るのも避けましょう。

花を老化させるエチレンガスが発生?

花瓶の水に触れる部分に生えている葉は腐る原因になるので、取り除いて茎周りをすっきりとさせておきます。

しおれた花や咲き終わった花、枯れた葉もそのつど取り除きましょう。

見た目をよくするだけでなく、吸い上げた水の蒸発を少しでも防ぐのに有効です。

枯れた花を取り除くのには、発生するエチレンガスを避ける目的もあります。

エチレンガスとは、果実を熟する力を持つ老化ホルモンのこと。

リンゴに含まれるものが有名で、「リンゴとバナナを一緒に置いておくとバナナが早く熟する」という現象は、エチレンガスの効果によるものです。

このエチレンガスは枯れた花からも産生されるため、枯れた部分をそのままにしておくと、元気な花の老化も早く進んでしまいます。

そのため枯れてしまった花びらなどは取り除いておきましょう。

そのほか、エチレンガスを発生する果物やお線香、たばこの煙、石油ストーブなどはお花に近付けないほうが無難です。

特にカーネーション、スイートピー、デルフィニウムなどはエチレンガスの影響を受けやすいため注意してください。

市販の延命剤や、家庭にあるものでひと工夫

延命剤で栄養を補給してあげるのも、切り花を長持ちさせる方法のひとつです。

市販されている延命剤の代用として、水に栄養分として砂糖を入れたり、漂白剤を1滴入れることで殺菌効果をプラスするという方法もあります。

切り花を長持ちさせる方法 まとめ

切り花を長持ちさせる方法を紹介してきました。

お花は私たちと同じ生き物。楽しめる時間は限られているけれど、お花にとっても快適な環境を保てるよう、お世話するのは楽しいものです。

ぜひ今回紹介した方法を活用して、きれいなお花を長く楽しんでみてください。

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